社労士試験のためのテキスト読み込みのコツ
Apr 07, 2024みなさん、こんにちは。
合格するにはテキスト読みが大事と言われるけれど、テキスト読みに苦手を感じている方も多いと思います。この記事では、社労士試験に向けたテキスト読みのコツをお伝えしますので、参考にしてください。
テキスト読み込みの重要性
なぜテキスト読みが重要だと言われるのでしょうか。
社労士試験では基本の問題を落とさないことが必須と言われますが、その基本とはテキストに書いてあることだからです。
予備校等によって多少の差異はありますが、テキストには過去の出題実績を踏まえた上で合格に必要な情報が整理・凝縮されています。
つまり、「テキストを読む」ということは合格を目指す上で不可欠なプロセスであり、結果として効率的な学習にも寄与するものです。
ー合格に必要な情報は、今、目の前にあるテキストの中にあるー
そう信じて、是非目の前のテキストに向き合ってみてください。
また、過去問を繰り返すことは重要ですが、問題を解くだけでは試験範囲を十分にカバーできません。テキストに掲載されている重要事項だけれど、これまで未出題の部分が必ずあります。
そういった部分をカバーするためにも、テキスト読みが必要です。
さらに、選択式試験を突破するためにも、テキスト読みは重要です。
選択式では、条文表現の空欄補充という問われ方が少なくないため、正確な表現、キーワードを覚えておく必要があります。
テキスト読み込みのコツ
目的意識を持って読む
テキスト読みのコツは、端的かつピンポイントです。
おすすめは、問題演習をベースにしたテキスト読み。
たとえば、講義受講後にすぐ問題演習にトライしてください。沢山間違えても構いません。その後、問題文の言い回しや解説で強調されているところ、注意すべきところはどこか?といった問題意識を持って、テキストの当該箇所を読むようにしましょう。
このように端的かつピンポイントに、メリハリ・強弱をつけてテキスト読みを行うと、知識の定着が変わってきます。問題演習→テキスト読みという順番を意識してみてください。
一方で、1日5ページずつなどノルマを決めて読み進めるのは非効率です。
最初は良くても、時間の経過と共に機械的にページ数をこなすことに意識をとられ、漫然と読み進めてしまうことになりかねません。
声に出して読む
声に出して読むことで、視覚だけでなく聴覚も使うため、より集中して内容を理解することができます。
ただ黙読するよりも、気を散らすことが少なくなります。また視覚と聴覚の両方から情報を取り込むと、記憶に残りやすくなります。
音読する中で、意味が理解できない箇所や分からない単語があれば、そこで立ち止まることとなります。つまり自分の理解度を把握することができ、復習のポイントが見つかります。
何度も読む
1度テキストを読んだだけですべて覚えられれば苦労しないのですが、人間ですので必ず忘れてしまいます。忘却防止のためには、反復が欠かせません。
テキスト読みは、最初こそ時間がかかりますが、回数を重ねるごとにそのスピードは上がっていきます。普段からテキスト読みに取り組んで接触回数を増やすことで、記憶が定着していきます。
テキストに書かれている基本事項を、何度も目にし、口にし、耳にすることで、知識を体に染み込ませていきましょう。
おすすめのテキストについては、以下の記事にまとめています。
テキスト読み込みのための準備
「テキストを耕す」という表現もよく聞かれますが、効果的なテキスト読みのためには、「下ごしらえ」が必要です。
具体的には、学習中の気づきをテキストにどんどん書き込んでいきましょう。
たとえば、過去の出題年度や、選択式試験で抜かれたキーワード、他の科目との相違点や覚え方のゴロなど。筆者の場合は、シャロスタ講義の内容や図解もテキストに転記していました。
テキストに十分なスペースがなければ、付箋などを使うのもおすすめです。
ポイントは、散らばっている様々な情報を、1冊のテキストに集約することです。
「この1冊にすべてがまとまっている」状態を作れれば、あちこちに散乱している情報を探さなくて済みます。特に時間のない直前期には、こういったロスタイムは非常にもったいないです。
直前期のテキスト読み込み
直前期こそ、メリハリのあるテキスト読みを実践しましょう。
まずはご自身の苦手分野を重点的につぶしていきましょう。
社労士試験では、科目別の合格基準点という観点から、苦手科目を作ることはNGです。テキストを読み進める上で疑問点が出てきたら、確認や相談を通じてひとつずつ解消することに努めましょう。
また、テキストで赤字や太字になっている箇所や、数字をピックアップして読んでいくこともおすすめです。重要事項だけを拾って全体の理解度をチェックしましょう。
前述した、テキストへのオリジナル書き込みも見返すのも良いでしょう。
ちなみに筆者の直前期のテキスト読みは、各予備校の出題予想範囲を中心に行いました。
まとめ
この記事では、テキスト読みの重要性や読み方のコツを解説しました。
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